2022-02-11 アーティストと作品とお客さんの間に立つ。どんなエネルギーをどんな姿勢でとらえるか、食べるか、食べないか。ビジョン&リアリティー。内と外の関係性。美味しいモノもまずいモノも、よくわからないモノも 色んな「外」のモノから 自分は刺激やエネルギーを受けて できあがっている。制作と作業は そういったエネルギーを仕分け循環する腎臓みたいな役割な部分がある。光とか闇とかこだわっている「我」は どうしても 奴隷や信者が必要になるのかな。
2022-02-03 絵は虚。立体には自然に陰ができるから具実。陰と虚はなんだか近い感じで この陰の色幅が『場所』をもつ自分にとってはとても大切な空地みたいな存在だ。「草むら殿下」は この空き地の主みたいな感じで、いつもクールに冷たい目で見守ってくれている。展覧会は無事終了致しました。お越し下さった皆様、誠にありがとうございました!3月の紙片へ。(3月19日~4月19日)
2022-01-27 展覧会を観て下さる方で、自分の鍛え上げた思考(剣)を 自慢したり振り回したりするのが基準の人がいる。その一方で 作品からの作者のビジョンや技術、集中力等を感じとり伝え様としてくれる人などもいる。それは どちらも感想であって 貴重でもあり あまり重点を置いてもしょうがないモノかもしれない。でもそこから生じる 自身の感情や思考を基に 絵を描いて、いつの間にか 基から切り離されて絵の世界に没入していた様な感覚は なんとも次元が歪んでいて 肉体を持つが故のパワフルな感触なのかな思う。
2022-01-24 ムツゴロウさんの「今飼っているペットに 前に飼っていたペットが宿る」という お話が好き。「消えた」と感じるか 「消えても尚存在している」と認識しているか 矢印が変化する。絵でも 同じ感触がある。うまく描けた絵、なんとか繋いだ絵、魅力を感じない絵、色んな絵がつながって 今の絵がある。もちろん 「つながり」を目的化して 「つながり正義」となってしまうと 元も子もない感じもある。