尾道にある紙片さんでの個展
「unicorn syndrome」を無事 終えることができました。
紙片店主の寺岡さんとの初対面は ちょうど1年前の光兎舎での うまのはなむけさんの搬入タイミングでした。展示をやると決まってから 2回程 尾道訪問。ひとつめは UFOで買った長靴と白水ハウスと紙片のきぼり蕪。
蕪。
蕪。
そして 時間 間違い。ふたつめは ドイツからが来てくれたHochzeitskapelle (ホホツァイツカペレ)と、青柳拓次さん、テニスコーツ さん、ざやえんどうさんの「alien parade のJapan tour」への同行に 奇しくも尾道。暑い坂道。
チラシ寿司。
この時既に DMにメインのユニコーンは 描けていて ユニコーンを住まわせる、額縁も 決まっており、 テニスコーツ さんとマークスに この絵の前で 歌ってもらえた事は 夏の強い印象となりました。
ツアー最後のライブ会場である、グッゲンハイム邸の演奏も異常な熱気。
翌日 ツアー熱気にやられるも しっかりと体調を壊し、身体の熱で 感覚もろともギアチェンジ。
今回 紙片に飾った大きめの絵と本格的に対峙。
とにかく粘り強く、朝の光に 淡々と日常の芯の様に 描き続けた事を覚えてます。
その時に「答えがあるパターン」みたいなモノも感じていたかな。
簡単に言葉にしたくない事をたくさんたくさん。
この絵を描いていくと同時に 夏の暑さも厳しさも和らいで。
搬入、秋の尾道。
三ヵ月くらいしか経ってないけど、久しぶりに 寺岡さんと紙片に対面。夏にみた紙片と違って 展示空間のカーテンだった部分に 木の壁ができていた。
その壁の出来の自然さは かなりビックリで ニュアンスセンスの良さに 名人芸の拍手。
大きな絵をはめてみると 壁に吸収。
「あれ?」
飾っても飾っても 壁に吸収され。
やわらかさ とは?
会場で 色んな方々に
「壁画みたい」
と 言われて、京都にある カフェ コレクションの絵を 勝手に思い出しました。
額の絵は 少し浮き出てくれたけど、この 壁に吸収感は 新感覚で 切り絵なんか シミに見えてきだして、シミを楽しみながら 配置しては移動が くり返し。
搬入期間3日間は 感情は 二の次にして 頭と胃袋の脳の循環が リズムの基本サイクル。
最後は 寺岡さんが 車の駐車場に落ちてた 棒を飾り 搬入終了。
初日から 尾道のべっちゃー祭り。
京都に戻り、いつものギャラリー勤務。刺激的な展示。
作品と言葉と現場のサイクル。
そうした京都での日常の中、11月23日の角銅 真実 さんとyatchiさんの演奏会 に向けての打ち合わせを進めていく。
角に従って、自分の興奮と周囲の興奮も引き連れながら その会に向けての作品を 時間に追われながら つくっていく。
yatchiさんとは 何度かお話しさせてもらったし、ピアノが入った車の中で 演奏して貰えた時の記憶があまりにも強く、角銅さんとは ほぼ初対面で 彼女の発する優しい言葉とは裏腹に 音楽と一緒に 細胞分裂(爆発?)していってる様な姿は 何を話してよいか よくわからなくもなりました。
それは 音楽と絵の違いなのかな?
そして イベント打ち上げの最後に話した会話も強く。
お二人の音楽と また会うのが楽しみです。
急にやってきた おまけみたいな最終日も、スタミナ不足を感じた搬出も 大好きな夕飯タイムも すごく沢山のシーンや感情や言葉と一緒に グルグルまかれて終わり、なんとか京都に帰宅できました。
鏡をみたら 顔が固まっていたので、さっぱりと塩風呂につかって就寝しました。
朝 気がつけば 気温は冷えきってきてる。気がつけば もう12月です。さて、unicorn syndrome って なんだろう?
今回展示を企画して下さった紙片の寺岡さん、展示空間で演奏をして下さった 角銅さんにyatchiさん、色々な準備をして下さった とおるさん、珈琲&ドーナツを提供して下さったアルトさん、京都会場 もしも屋さん、もう沢山サポートして下さった 白水さん そして アイコさん、展示を通して 素敵な時間を過ごさせていただき、誠にありがとうございました◎
そして 近くからも遠方からも 展覧会に足を運んで下さった皆々様、誠にありがとうございました!
紙片で 空間をつくれたことを とても嬉しく思います。
ありがとう、尾道。