2025-03-11

尾道での朝は 決まって珈琲とバナナと
日記帳です。とにかく朝一に日記帳を描く事が
日課です。(記す自由です)
身支度済ませて 11時くらいに 紙片に行き、
僕より少し前に到着している店主の寺岡くんと
挨拶をかわし 小話をしながら
空間の全体観をみて 作業に入ります。
小1時間程ぐっと集中して 開店前の寺岡くんと
お昼を食べに行きます。
定食〜中華麺〜うどん〜魚料理、手作り弁当などなど、
紙片周辺のご飯屋さんは どこも重厚でどこも圧倒的な空気感をもっていて、
街の色幅をかいまみる入口に
なっていたりしてました。。
腹を満たし、小話しながら
お店に戻り、また小1時間程作業をすれば
簡単に集中力が切れてくるわけで
1人宿泊アパートにもどり
30分程ひたすら横になります。
(僕の絵に 横になっているモチーフが多いのは この影響です)
1時間程休憩したら また紙片にもどり、
楽しみの夕飯までがっつり作業をします。
この作業の日常をくりかえしていると
次第に絵から紙片に。紙片から絵に。
といったあんばいで 絵と空間のつながりに対して
より神経をそそぐ「くいさがる」みたいな時間に
なっていきます。
壁の表情と絵の表情。壁の流れにフィットするまで
あれやこれやです。
ふと 離れると
10年程前に 寺岡くんが 昔 雑貨屋さんだった
この場所に 壁づくりをし始めて
紙片の空間をつくり始めた光景(意識)が
浮かんだりしてました。
僕はその当時の彼の事は知らないので
妄想ですが。そして雑貨屋さんができる以前の先人達が
生活していた妄想なども。
京都にもどり
「土だなぁ〜」と
説明つかぬ実感を得た後、
「ひ」≒「壁」、「ふ」≒「床」
という 図式が数日後
脳表に浮かんだりもしました。
よい渦をつくれたと思います。
おかげ様です。
展覧会にお越しくださった皆様
誠にありがとうございました◎
そして (あえてお名前は載せませんが)
沢山の協力をしてくださった 皆々様、
寺岡くん、誠にありがとうございました〜◎
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加藤 智哉 個展
『ひ𖦹ふ』
[期間]1月25日(土)〜2月26日(水)
[時間]11時〜18時
[休]木
[会場]紙片(広島 尾道)